漢方薬の副作用

10 月 22nd, 2008 by kanpou

漢方薬は西洋薬や科学薬に比べてその作用がおだやかな薬です。
ですから、その分副作用も比較的軽く済みますが、全くないとは言い切れません。

自分が処方されて良かったからと家族や知人に勝手に譲ってあげても、その人と証が合わなければ、逆効果の生薬が入っている場合もあるし、安易に人に譲らないようにしてくださいね。

また、証に合う漢方薬を処方してもらっているのにもいかかわらず、不快な症状が出る場合がありますが、これは『瞑眩(めいけん)』とよばれるもので、薬が身体に作用している証拠で、漢方薬を服用し始めてから2~3日の間症状が出ると言われています。
瞑眩と副作用とは区別がつきにくいですが、以上のことを基に、それでも副作用が疑われるようであれば、処方していただいた漢方医のところへ相談へ行くと良いのではないでしょうか。

副作用を起こしやすい漢方薬には
・大黄・・・・腹痛や下痢、食欲不振の副作用が起こりやすいです。
・麻黄・・・・食欲不振や多汗、不眠や動悸といった副作用が起こりやすいです。
※特に狭心症を起こす恐れがあるので、重症の心臓病の人は要注意です。
・地黄・・・・胃のもたれた感じの副作用が起こりやすいです。
・附子・・・・発汗やほてり、熱感、しびれなどの副作用が起こりやすいです。
・甘草・・・・むくみや血圧の上昇の副作用が起こりやすいです。
※鎮痛、消炎効果があるので漢方薬の中に多く含まれていることがあります。日頃から血圧が高い人などはその旨を医師に伝えておく必要があるでしょう。

保険の適応

10 月 5th, 2008 by kanpou

漢方治療は、昭和51年に厚生省が漢方薬の健康保険治療の適用を承認するようになってから、広く普及されれようになってきています。
しかし、残念がらこの健康保険の適用はすべての漢方薬にきくわけではないのが実情です。
現在の日本では、147種類の漢方薬が健康保険適用の承認を受けています。
147種類と言うと多そうに見えますが、さまざまな病気の症状にたいしてたった147種類しか保険適用が効かないと言うのはとても少ない数字です。
それも、医師の処方箋がないと保険は適用されません。
しかし、過去の治験例から見ても、これらの他の漢方薬の処方されていて、効果も表れているので、より多くの漢方薬の保険適用を可能にしてもらいたいですね。

漢方薬には大きく2つに分類され、エキス製剤(医療用漢方製剤)とせんじ薬です。
エキス製剤とは、生薬の抽出エキスを顆粒・細粒・粉末・錠剤に加工しているもので、病院でもらう漢方薬とはこれのことになります。
保険診療が承認されているのはエキス製剤のみですが、漢方の専門医の中にはエキス製剤以外の処方をする医師もいます。

そういったことから、漢方治療を行う病院には、保険適応内のエキス製剤のみを処方する病院、保険適応外の病院、療法を取り扱う病院と分かれています。
ですから、保険適応内の漢方う薬だけを希望するのであれば、そのことについて事前にもうしでておくひつようがあります。