気・血・水

11 月 24th, 2008 by kanpou

漢方薬の選択は証に基づいて行われることは以前書いたことのがありますよね。
今回はそのなかの、気・血・水についてお話ししようかと思います。

気・血・水は漢方医学において、身体の整理気候を意味します。
漢方医学では身体が病気に侵されている状態のことと病気の進行具合をいみする言葉として『病邪侵攻』という言葉が用いられるようです。

気・血・水では、身体のどの部分がその『病邪侵攻』を受けているかに焦点を当てているそうです。
「気」という言葉は私たちが身近に聞くことのできる言葉です。そして、意味も大体一致しているのではないでしょうか。
「気」という見えないエネルギーが体中を巡ることで健康な生活を送ることができると漢方医学では考えられています。

この「気」の流れが滞ってくると身体に悪影響が生じ、以上が起こるのです。
漢方では、この「気」の滞りの原因が神経や神経機能の障害によっておこっていると考えられているようです。

たとえば、気がうえに上ったままの状態だと「のぼせ」という症状として表れるのです。
そこで、気の流れを正常に戻す作用のある順気剤が用いられることになります。

「血」は血液の他にホルモンもそれに含まれてきます。
「血」の巡りに支障が生じ、血液の流れが滞っている状態を「お血」と呼びます。
これを改善させるのに駆お血剤が用いられます。

「水」は体液のことを指し示します。
体液が体の一部に偏っている状態のことを「水毒」と呼びます。
水分代謝が良くない状態を考えられるため、このような症状の場合は、利尿剤を用いられます。

簡単なように思われますが、病気というのは、気・血・水どれかだけが独立して原因となっているのではなく、これら三つが複合的に関連しているのでやはり専門医に薬の調合を依頼する方がいいですね。

漢方の得意分野

11 月 8th, 2008 by kanpou

近年、西洋医学を用いる医療機関においても漢方薬を取り入れる医療機関が増えてきています。
それはなぜかというと、現代医学ではなかなか効果が得られなかったような難病が、漢方医学では改善すると言う症例が実在するからです。

かといって、漢方薬は西洋医学と同じで、なんにでも効果のある薬は言いきれないのも実情です。
そこで、西洋医学で効果が得られやすい分野と漢方医学で効果が得られやすい 分野とをお互い補い合って取り入れているのです。

西洋医学よりも漢方医学の方が効果を上げている領域というのは
〇習慣的疾患(肩凝りや片頭痛など)
〇生理痛などの周期的疾患
〇流行性疾患(冷え症や虚弱体質)
〇花粉症といった季節的疾患

前述のように西洋医学による治療を行っている医療機関であっても、漢方医学を取り入れているところは増えて生きていますが、本格的な漢方の治療を受けたいと思っている場合、やはり漢方の専門医にお願いしたほうが良いと思います。

現在の日本では、漢方医や漢方科という名称をあげることは法律で認められていません。
ですから、外見だけで漢方の専門医のいる医療機関なのか、薬局なのかは容易に判断できないので、一度漢方薬のメーカーなどに問い合わせてみると良いかもしれませんね。
他に、口コミで漢方の専門医を探してみるのも良いかもしれません。